【わかりやすい日経平均[中編]】採用銘柄と寄与度

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こんにちは!
個人投資家のsoiyaです!

わかりやすい日経平均[前編]では算出方法を説明しました。
ややこいですがなんとなく理解できたでしょうか?
なんとなく忘れた方はこちら!

さて、[中編]では、225銘柄採用銘柄と寄与度について学びましょう!

【日経225採用銘柄】

[前編]では、簡単に、「東証1部からバランス良く選抜された225銘柄」と説明しました。

この225銘柄にはどのような銘柄があるのでしょうか?
各業種ごとに思いつく有名な企業を挙げていけば大体採用されているといっても過言ではありません。

トレーダーズ・プレミアム

医薬品

・協和キリン        ・武田薬品
・アステラス        ・大日本住友製薬
・塩野義          ・中外薬品
・エーザイ         ・第一三共
・大塚

電気機器+精密機器

(電気機器)
・東京エレクトロン   ・ファナック   ・ソニー 
・デンソー       ・キャノン    ・NEC
・富士通  ・三菱電機   ・日立    ・安川電機
・TDK   ・アドバンテスト など

(精密機器)
・テルモ        ・コニカミノルタ    ・ニコン
・オリンパス      ・シチズン

自動車

・トヨタ       ・ホンダ
・日産        ・いすゞ
・日野        ・三菱自動車
・マツダ       ・スズキ
・SUBARU      ・ヤマハ

機械

・日本製鋼    ・コマツ      ・住友重工
・日立建機    ・クボタ      ・ダイキン工業
・三菱重工    ・IHI        ・NTN  など

通信

・スカパーJSAT    ・NTT
・KDDI        ・NTTドコモ
・NTTデータ     ・ソフトバンクG

銀行+証券+保険+その他金融

(銀行)・三菱UFJ、三井住友FG、みずほFG、りそなHD など

(証券)・大和、野村HD、松井証券

(保険)・東京海上、第一生命、SOMPO、ソニーFG など

(その他金融)・クレディセゾン

食品+水産

(食品)日清製粉、明治HD、日ハム、サッポロHD、宝HD
    アサヒ、キリンHD、キッコーマン、味の素、ニチレイ、JT

(水産)日本水産、マルハニチロ

小売業+サービス

(小売業)
・ファーストリテイリング   ・Jフロント
・三越伊勢丹         ・セブン&アイHD
・ファミマ          ・高島屋
・丸井G           ・イオン

(サービス)
・エムスリー         ・ディーエヌエー
・電通            ・ZHD(旧ヤフー)
・トレンドマイクロ      ・サイバーエージェント
・楽天            ・リクルート
・日本郵政          ・東宝
・セコム           ・コナミHD

鉱業+繊維+パルプ・紙+石油+ゴム

(鉱業)国際石油開発帝石

(繊維)東洋紡、ユニチカ、帝人、東レ

(パルプ・紙)王子HD、日本製紙

(石油)出光興産、JXTG

(ゴム)横浜ゴム、ブリジストン

化学

・クラレ        ・旭化成      ・昭和電工
・住友化学       ・日産化学     ・資生堂
・信越化学       ・花王       ・富士フィルム など

窯業+鉄鋼+非鉄・金属

(窯業)AGC、日本板硝子、日本電気硝子、住友大阪セメント
    太平洋セメント、東海カーボン、TOTO、日本碍子

(鉄鋼)日本製鉄、神戸製鋼、JFEスチール、太平洋金属

(非鉄・金属)SUMCO、三井金属、三菱マテリアル、DOWA、
       住友金属鉱山、古河電気、フジクラ  など

商社

・伊藤忠      ・三菱商事     ・住友商事
・丸紅       ・双日       ・豊田通商
・三井物産

建設+造船+その他製造

(建設)大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設 など

(造船)三井E&S、川崎重工

(その他製造)バンナム、凸版印刷、大日本印刷、ヤマハ

不動産+陸・空・海運+倉庫

(不動産)東急不動産、三井不動産、三菱地所、東京建物、住友不動産

(陸海空運)日通、ヤマト、日本郵船、商船三井、川崎汽船、ANA

(倉庫)三菱倉庫

鉄道・バス

・東武鉄道      ・東急      ・小田急
・京王        ・京成      ・JR東日本
・JR西日本      ・JR東海

電力+ガス

(電力)・東京電力      ・関西電力    ・中部電力

(ガス)・東京瓦斯      ・大阪瓦斯

【日経平均寄与度】

いかがだったでしょうか。
疲れるので多くを書くつもりなかったのですが、なんか途中で気分がハイになってしまって(!)ほとんどの銘柄を書きました。
(多すぎて疲れるところは「など」ではしょりました笑)

さて、次は、寄与度について、話したいと思います。

225銘柄で日経平均が構成されているなら、それぞれの持ち分は0.5%程度のはずです。(100%を225銘柄で割るので)

しかし、[前編]でお話ししたとおり、日経平均の算出は「みなし額面」や「除数の修正」により、過去からの連続性等も大事にしています。

その結果、寄与度(影響する程度)が銘柄によって変わるのです。

上に書いた銘柄のうち、黄色で下線を引いているものは寄与度が10位以内、緑色の下線は11~20位に入るものです。

そしてなんとも歪んでしまったことに、下記の通り、寄与度トップ5で24%も占めているのです!!

(1)ファーストリテイリング➡10.50%!
(2)ソフトバンクG➡4%
(3)東京エレクトロン➡3.35%
(4)ファナック➡3.32%
(5)KDDI➡2.94%

一方で日本最大の時価総額であるトヨタ自動車は、なんと1.2%程度しかありません。ちょっとおかしな指数です。

寄与度については、こちらのページをよく見ていますのでリンクを載せておきますね。
私はお気に入り登録しています。

日経平均 寄与度 ヒートマップ
日経平均採用銘柄の株価・寄与度を一覧表示。リアルタイム更新。日経平均採用銘柄ヒートマップ。当日の寄与度や前日比でソート可能。

【日経平均採用銘柄の雑学】

さて、採用銘柄は、業種ごとに有名な企業を挙げていけば当たるという話もしましたが、上記を見て「あれ?入ってない?」というところがあるかもしれません。

・バフェット氏も認める世界有数のゲーム製作会社である任天堂
・Appleに多くの部品を納入し、Appleの子会社?とまで言われている村田製作所
・先日、決算の所感も紹介した日本電産
・FAセンサーの超大手、キーエンス
・がん免疫阻害剤オプジーボで一躍有名となり今も世界中のがん患者を救う小野薬品工業
・カスタムLSI首位でダイオードや半導体素子等が強いローム など

これらは上記に出てきませんでしたが、なぜでしょうか。

これらの銘柄は、旧大阪証券取引所で主に取引されていた銘柄です。
関西に本社を置くところばかりですね。

日経平均は過去からのデータの連続性も大事にしているので、ずっと昔に日経平均はこういうスタンスで行こう!と決めた時に、旧大阪証券取引所を優先市場としていた銘柄は採用していなかったそうです。

2013年1月に東証と大証が統合したばかりなので、今後、採用基準等が変わることがあれば、採用となる時が来るかもしれませんね。

こういう変わり目はいつかは来ますから、

「もし任天堂が日経平均に組み入れられたらどうなるだろう?」

と考えて、戦略を立てたり、動いてみたりといった人たちもいるんですね。

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